【白髪を抜くと増える?】それは迷信!適切な対策を教えます

髪の分け目や生え際、もみあげなどなぜか目につきやすいところにちらほら生えてくる白髪。しかもハリコシが強く、気づけば白髪だけピンと立ち上がって目立っている…なんてことも。
つい気になって応急処置として抜きたくなってしまいますが、白髪は抜くと増えるというウワサもありますよね。今回は白髪を抜くと増えるのか?抜いてもいいものなのか?そのあたりに関して元美容師のライターと髪のプロが解説したいと思います。

ヘンケルジャパン株式会社 R&D 福田浩明

〈監修〉

ヘンケルジャパン株式会社

R&D 福田浩明

サイオスブランドを展開する、ヘンケルジャパン株式会社の研究開発部マネージャー。約10年間一般向けのセルフカラーアイテムを研究・開発し続ける、“髪の毛のプロ”。

白髪は抜くと増えるは迷信

昔から「白髪は抜くと増えるよ」なんていう会話がされたりもしますが、実は全く科学的根拠がなく迷信なんです。もしかすると白髪が生え始めた時、気になった白髪を抜いてもまた白髪を発見…なんて繰り返しの中で「白髪は抜くと増える」と言われるようになったのかもしれませんね。

だからといって白髪は抜かないほうがいい

「増えないなら白髪を抜いても良いのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。気になる白髪を抜くのは簡単ですし、白髪を抜き始めるとついやみつきになって繰り返してしまったり、なかには楽しんでストレス解消として抜いてしまう方もいるようですが、デメリットも多いので危険です。

デメリット①頭皮や毛根へダメージを与える

そもそもなぜ白髪が生えてしまうのかというと、「毛根」の奥にある「メラノサイト」と呼ばれる色素細胞がなんらかの原因でうまく機能せず、「メラニン」と呼ばれる黒髪のもとである色素がつくられなくなってしまうためです。

白髪を抜くと、少なからず頭皮や毛根へダメージを与えてしまいます。そして、実は1つの毛穴から髪の毛は2~3本生えているので、抜いた白髪の周囲にも負担がかかってしまうことも。
1回白髪を抜いただけで周囲もすぐ白髪になってしまう=増えてしまうということは考えにくいですが、長期的に抜き続けると毛根の奥にあるメラノサイトが働かず白髪が増えてしまう可能性もなくはありません。

デメリット②ヘアサイクルを乱す

髪の毛は1か月で約8~10mmの速さで伸び、3~6年で成長期を終え、抜け落ちていきます。抜け落ち、約3か月の休止期を過ぎると、毛母細胞群がまた細胞分裂を始め、新しい髪の成長がスタートするのです。このヘアサイクルによって、1日平均50~70本の毛髪が自然脱毛するといわれています。
気になった白髪を抜き続けてしまうとヘアサイクルが乱れてしまい、なかなか生えてこないという場合もあります。
特に白髪は生え際や分け目やもみあげなどの目立つ部分に生えがち。気になる部分の髪の毛が薄くなってしまうのは避けたいですよね。

対策①ハサミで根元からカットする

それでは生えてきてしまった白髪を抜かずにどう対策するのかご紹介します。
まず最も簡単にできる応急処置は「ハサミで根元からカットする」ことです。
カットするときは文房具用のハサミは避けましょう。眉毛用などの小型で刃先が細めのハサミは小回りがきくので、余計な髪の毛を切ることなく白髪だけを狙ってカットしやすいです。髪の毛用のハサミは髪への負担は少ないですが、やや大きいため気になる白髪だけを根元からカットするのには若干不向きです。また、切れ味がするどいものが多いので誤って頭皮などを傷つけてしまう可能性もあります。
ハサミで根元からカットするのはとても簡単にできるのが最大のメリット。ただし、切ってから短く生えてきた白髪は立ち上がりやすく、目立ってしまいやすいのがデメリット。またカットした分ボリュームも減ってしまうので、白髪の本数が少ない方に向いています。

対策②部分染めを行う

ハサミでカットしてもキリがなく追い付かない、いちいち1本ずつカットするほど手間をかけられないという方は部分染めがおすすめです。
ご自宅で簡単に生え際や分け目などの白髪が気になりやすい部分や、合間に根元だけを染めるのにおすすめな白髪染めアイテムをご紹介します。

日々の手入れで自然に染めたい方はカラートリートメントがおすすめ

日々のお手入れで自然に染めたい方は「カラートリートメント」がおすすめです。
部分染めとはいえセルフカラー初心者なので自信がないという方、サロンなどで白髪染めをしているけれど合間にちらほら白髪が気になるのでケアしたいという方におすすめです。
トリートメント感覚で使えるので特別なテクニックもいらず、ダメージケアをしながら徐々に白髪を自然に染めることができます。シャンプーのたびに徐々に色落ちしていくので、製品にもよりますが週に2~3回を目安にお使いください。

サイオス カラートリートメント(化粧品)がおすすめ

ちらほら白髪が気になったときにさっと手軽に自然に染めることができます。カラーはライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、アッシュブラックの4種類とご自身の髪の明るさに合わせて選べます。

【独自の濃厚カラー処方】
たった1回で、白髪が自然に染まる
【ダメージ補修】
ダブルケラチン*配合で、ダメージ補修しながら白髪ケアが可能
【手軽に時短白髪ケア】
乾いた髪にも濡れた髪にも使える。たった5分置くだけ。

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*ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)
加水分解ケラチン(羊毛)

サイオス カラートリートメント FOR MENがおすすめ

男性におすすめなのがこちらのアイテム。気になる生え際やもみあげなどの白髪もさっと簡単にケアできます。カラーはナチュラルブラックとダークブラウンの2種類。

【独自の濃厚カラー処方】
たった1回で、白髪が自然に染まる
【地肌ケアの3種海藻エキス】
使うたびに、カラフトコンブエキス・ヒバマタエキス・ワカメエキス(保湿成分)が髪や地肌をいたわる
【手軽に使える】
乾いた髪にも濡れた髪にも使える。たった3分置くだけ。

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・使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
・サイオス カラートリートメント・サイオス カラートリートメントFORMENは、酸化染料を使用していませんので、酸化染料でかぶれたことのある方でもご使用いただけます。サイオスカラートリートメント・サイオス カラートリートメントFOR MEN配合成分N,N’‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)‐2‐ニトロ‐p‐フェニレンジアミンについては、一般のヘアカラーに配合されているジアミン系の酸化染料とは異なります。アレルギー体質や敏感肌でご心配の方は、お医者様にご相談ください。
・白髪の量が多い方、よりしっかりと染めたい方はヘアカラー(医薬部外品)をご使用ください。

即効性の高いピンポイント白髪染めはクリームタイプがおすすめ

しっかりと白髪を染めるのならおすすめは酸化染毛剤といわれるタイプ。その中でも乳液状や泡タイプなどいろいろな剤型がありますが、部分染めで使うなら小分け使用のできる「クリームタイプ」がおすすめです。

サイオス オレオクリームがおすすめ

「オイル美容」の発想から進化したサロン品質の濃厚オイルカラー。
ツヤのある仕上がりのために、高品質のオイルを惜しみなく配合。
白髪も黒髪もしっかり染め上げながら、手触りでも実感できるツヤ髪へ。

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*1 パルミチン酸イソプロピル
*2 当社従来品比 ・使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
・ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
・ご使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。

自宅で染める場合のポイント

自宅で染める場合はアイテム選びが最重要。染まるまでの時間・髪への負担の少なさ・色持ち期間等を踏まえて、自分にはどのアイテムが一番合っているかを適切に選ぶことが大切です。先ほどご紹介したカラートリートメント(サイオス カラートリートメント、カラートリートメント FOR MEN)と、クリームタイプであるオレオクリームでの違いをご紹介します。

染まるまでの時間

カラートリートメントタイプはトリートメント感覚でさっと塗って、放置時間はたったの5-10分です。
対してオレオクリームは全体染めだと約15分~20分が目安。部分染めの場合は塗る量によりますが10分くらいが目安といったところでしょうか。放置時間は20分です。
時間をかけずに染めたいのであればカラートリートメントがおすすめです。

髪への負担

カラートリートメントはケア効果もあるため、負担が少なく白髪を自然に染めることができます。
オレオクリームをはじめ酸化染毛剤と呼ばれるタイプは少なからず髪への負担がありますが、オレオクリームは高品質なオイルを贅沢に配合しているので手触りでも実感できるツヤ髪へ導きます。
「とにかく髪への負担の少なさを重視したい」というのであればカラートリートメントがおすすめですが、しっかり染めながらツヤ感も重視したいのであればオレオクリームがおすすめです。

色のバリエーション&色持ち

カラートリートメントはブラウン~ブラック系のナチュラルな色展開で、髪を明るくすることはできません。色持ちはシャンプーで徐々に落ちていくため、週に2~3回使用がおすすめです。
対してオレオカラークリームはブラウン系、アッシュ系、ベージュ系、ピンク系とカラーのバリエーションが幅広く、明るめから暗めまで選ぶことができます。色持ち期間は髪の状態や塗る量や色味にも寄りますが、一度染めたら1ケ月以上持つことがほとんど。
自分に合うカラーを選びたい、色持ちがいいものを選びたいという方はオレオクリームがおすすめです。

そもそもの白髪の原因と対策

生えてしまった白髪の対処法だけではなく、そもそもの白髪の原因と対策をご紹介します。

食生活や睡眠不足の影響

白髪の原因には不規則な食生活や睡眠不足などが挙げられます。
白髪には日々の生活習慣の見直しが必要です。
栄養バランスのいい食生活を心がけ、栄養がスムーズに身体全体にいきわたるように運動や入浴で血行をよくしましょう。代謝をよくして、黒髪のもとをつくりだすメラノサイトの働きを活発にするのが理想です。ストレスや喫煙も白髪の原因に繋がると言われているので、なるべくストレスをためないように心がけ、タバコの本数を減らしましょう。

しかし生活習慣の見直しは大変で時間もかかる上に、白髪を完全になくすことは困難です。生活習慣を見直しつつ、すぐに白髪の対処をしたい場合は白髪染めを使うのがおすすめです。

まとめ

白髪を抜くと増えるというのは迷信です。しかし抜いてしまうと頭皮や毛根へダメージを与えてしまったり、ヘアサイクルが乱れてしまうというデメリットがあるのでなるべく避けましょう。
白髪を抜きたい気持ちをぐっとこらえて、カラートリートメントやクリームタイプなどの自分に似合った白髪染めを使って対策していきましょう!

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