人気美容師伝授!
サイオス オレオクリームの塗り方の徹底解説
ヘンケル ビューティー テクニカルアドバイザー 人気ヘアスタイリスト 鶴谷 和俊
【少しでも多くの人の髪の毛の悩みを解決したい!!】という思いを掲げ、悩みに寄り添ったカラーリングのテクニック、ヘアケアやヘアアレンジ方法をわかりやすく解説する動画や情報を日々配信し、多くの女性に支持されている。現在Instagramのフォロワー数が11万を超え、C Channelの公式クリッパーやAmebaトップブロガーとしても活動中。
セルフカラーリングで髪色のムラで困っている方が必見!しっかりとした手順やコツをつかめれば、塗り漏れや塗り残しを防ぐことができます。カラーリングを行う前に、必要な準備をチェックしておきましょう。
今回はピンク味のある落ち着いたブラウン色のサイオス オレオクリーム3RB を使って、説明してまいります。
カラーリングの準備
カラーリングをはじめる前の準備を丁寧に行うことで、よりサロンのような仕上がりに近づけます。ハケの使い方もレクチャーしますので、ここでしっかりとおさえておきましょう。
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1.
ベースは黄色みがかったベージュ系で、全体に5%くらいの白髪がある場合を想定してカラーリング。
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2.
ショート以上の長さの方は、念のため2箱用意してください。
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3.
髪の毛を、耳の前を左右に2ブロック。後ろ半分を2ブロック。計4ブロックに分けてください。
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4.
ブロッキングの準備が終わりましたら、クリーム剤を準備しましょう。専用のトレイに1剤と2剤を入れ、よくかき混ぜます。しっかり混ざりきっていない場合、染めムラになる可能性があります。
ハケの使い方のコツ
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ハケは、寝かせるとたくさん塗布でき、立てると少なく塗布できます。また、多く塗りすぎたカラー剤をとることもできます。
前頭部、左右の塗布
まずは、鏡で確認しやすい顔回りからスタート。パーツによって塗布する適量も異なりますので、その都度調整しながら、塗り漏れのないようにしっかり塗布していきましょう。
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5.
顔周りはハケを寝かして、塗布量多めで塗布していきます。
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6.
耳前と後ろの分け目を塗ります。耳の上ムラになりやすいので、しっかり持ち上げて塗布してください。
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7.
スライスを横にとり、カラーを一度もしていない黒い部分(新生毛)に塗布量を多めで塗っていき、斜めでスライスをとりながら、塗り漏れがないか細かくチェックします。
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8.
左右に塗り終わった状態。根元にしっかりカラー剤が塗布されている状態が正解です。
後頭部の塗布
特に塗り漏れが起こりやすいのが後頭部と襟足。セルフカラーでは難易度が高いパーツですが、分け目をしっかりと取って、鏡で確認しながら丁寧に塗布していきましょう。
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9.
後頭部は、2ブロックにした分け目の根元から塗ります。
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10.
次に、耳前と後ろの分け目を塗り、続いて耳の後ろを下から順に塗っていきます。
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11.
襟足から横スライスで塗ります。襟足は塗り漏れしやすいので注意。左手で髪の毛を持ち、右手でハケを持って塗るのがコツ。
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12.
斜めでスライスをとり、塗り漏れがないか細かくチェックします。その際、根元にたっぷりカラー剤が付いていることを、三面鏡などで確認してください。
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13.
毛先を塗る前に髪をきれいにとかしたら、少しずつ毛束を分けとり、中間からたっぷりカラー剤を塗布。
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14.
毛先を塗るときは、カラー剤をもう一度とり、たっぷり毛先に塗ります。さらに、揉み込みながら塗ると内部に浸透するので、塗り漏れを防げます。
仕上がりを綺麗にするテクニック
せっかく時間をかけたのに、塗り漏れがあるとがっかりですよね。初めてのセルフカラーでも失敗しない、ちょっとした工夫で綺麗に仕上げるコツをチェックしていきます。
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15.
最後にまとめてとかして、塗り漏れがないか確認します。
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16.
生え際、分け目は白髪が目立ちやすいので、薄めのペーパーでおさえます。
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17.
ラップをすることで、カラーの発色を早める効果がありますが、頭皮が荒れやすい、染まりやすい方はお控え下さい。20分放置したらシャンプーで洗い流します。
完成
シャンプー後、ドライヤーで乾かしたら、セルフカラーリング完成。コツさえつかめれば、おうちでもムラなくキレイのヘアカラーを楽しめますよ。気になる根元の白髪もしっかり染まります。
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18.
綺麗なピンクブラウンに仕上がりました。白髪もしっかり染まり、Beforeよりワントーンダウンしてツヤ感アップ!
※本記事は掲載時点の製品情報が含まれております。予めご了承ください。