「面倒くさい」から「楽チン!」に。
時短キレイなセルフカラーリングのコツ。

道具などの準備が整ったら、いよいよセルフカラーリングをはじめましょう。はじめての方でも、自宅でムラなく、キレイに染められて、しかも時短が叶うテクニックをレクチャーします。

ヘンケルジャパン株式会社 R&D 福田浩明

〈監修〉

ヘンケルジャパン株式会社

R&D 福田浩明

サイオスブランドを展開する、ヘンケルジャパン株式会社の研究開発部マネージャー。約10年間一般向けのセルフカラーアイテムを研究・開発し続ける、“髪の毛のプロ”。

薬剤を混ぜる前にやっておきたい時短テク

最初に、使用説明書の「手順」をチェックしておくことがセルフカラーリングでは大事です。事前にヘアカラーの流れを確認しておけばスピーディ&スムーズに染められるだけでなく、キレイな髪色への近道にもなるのです。

また、サロンのような仕上がりを目指すなら、染める前に髪をブロッキングすることも欠かせません。ブロッキングのひと手間で、ムラなく均一に塗布でき、仕上がりにも大きな差がつきます。ブロッキングが面倒な方、不器用な方でも、ヘアゴムを使ったブロッキングなら自宅で簡単にできるのでおすすめ。

自宅で簡単! 4つに分けるブロッキングの方法

  • 1.

    髪全体を上下にハーフアップにし、ゴムで2つに結ぶ。

  • 2.

    下部の髪を左右に分け、ゴムで2つに結ぶ。

  • 3.

    トップの髪を左右に分け、ゴムで2つに結んで完成!

塗布の順序とくし型ノズルの塗布テクニック

説明書に沿って混合液を作ったら、白髪などの気になる部位、顔まわりの生え際からすばやく塗布しはじめます。最初に塗布した部位は、あとから塗布した部位よりも長く放置できるので、その分、髪に色が入りしっかり染めることができます。そのあと、襟足・後頭部の順に塗っていきます。塗布量はたっぷりがポイント!

白髪の集中した部位の塗り方のコツ

  • くし型ノズルを垂直に下向きに立てて塗ると液だまりの作用で、根元にしっかり混合液がつき密着します。白髪の部分は他の部分よりもたっぷりと塗りましょう。また、ブロッキングした毛束を小分けにして白髪部分を塗ってもOK。

顔まわりの塗り方のコツ

  • 顔まわりの生え際や前髪、分け目などは、ブロッキングした髪の毛束を手で持ち引っ張りながら、くし型ノズルを下向きに垂直に立てて根元から毛先へとかすように塗るとスムーズです。
    また、利き手の反対側から塗ると腕の汚れも防げます。

後頭部・襟足の塗り方のコツ

  • 後頭部や襟足は、顔を下に向け、ブロッキングした毛束を小分けにします。襟足の下側の髪から塗布しますが、このとき肌に触れないよう注意しながら、塗布した髪を重ねていくように段階的にたっぷり塗っていきましょう。

ロングヘアの塗り方のコツ

  • ロングヘアは、髪全体を一気に塗ろうとするのではなく、くし型ノズルに手を添えて毛先までとかすようにしてなじませるとムラなく染められます。
    また、塗った髪を後ろに流すようにアップにすれば、混合液が肌につかずおすすめ。

塗布ムラを防ぐコツ

  • 髪全体に塗ったら、後頭部や襟足の内側、耳の後ろなど塗り残しの多い場所を重点的に、残った混合液でもう一度、全体を塗りましょう。また、目の粗いくしで全体を均一にとかして混合液をなじませるのも塗布ムラを防ぐコツです。

肌に混合液がついてしまったら…

すぐにリムーバーや水で濡らしたティッシュなどでやさしく拭きとりましょう。

放置時間について

ヘアカラーの仕上がりの髪色は髪質(太さ、硬さ、毛量、ダメージ等)や室内温度、放置時間などにより変わります。塗りはじめと塗り終わりの時間もチェックし、時々、ティッシュペーパーなどで部分的に拭きとり、染まり具合をチェックしながら放置します。硬い髪や太い髪など染まりにくい髪質の方は、5〜10分ほど放置時間を長めにするとしっかり染まります。でも、長すぎる放置時間はダメージの原因にも。

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